塗装本来の役割を知ることが成功のカギ

多くの人の外壁塗装する理由が「綺麗にしたい。」です。
実際に、現在の外壁が「汚くなってきたから」「ボロボロになってきたから」そういった理由で塗り替えされる方が多いです。

もちろん、これらの理由は間違いではないですが、ここに『防水をする』をいう考えがなかったら塗装工事が失敗してしまう恐れがあります。

外壁・屋根塗装の本来の役割を知ることが重要です。

外壁・屋根塗装の本来の役割とは

外壁塗装や屋根塗装の本来の役割は、美観性の維持ではなく、自然環境から建物を保護することです。
日本の住宅は、ほとんどが木造、鉄骨造、鉄筋・鉄骨コンクリート造で建てられており、その構造材である木や鉄が劣化する要因は水です。
木は水で腐りますし、鉄が水で錆ます。

だから、建物の一番外側にあるのが塗装が、建物を雨や雪などの水から守る必要があるのです。

美観が綺麗なら、まだ塗り替えしなくてもよい可能性がある

美観が綺麗で艶もあるなら、ほぼほぼ水を弾いています。

以前、「そろそろ築18年だから塗り替えないといけないと思って電話しました。」とお問い合わせがありました。実際に無料診断でお伺いすると、外壁には無機塗料を塗られていた築18年のお住まいでも、外壁は綺麗で艶もありピカピカでした。当然、私は「まだ塗り替えしなくても良いですよ。」とアドバイスさせていただきました。ただ、外壁材のつなぎ目のコーキングが劣化して割れていて雨水が外壁内に侵入しているようだったので、このコーキングだけ打ち換えさせていただきました。この時は屋根塗装は必要だったので、足場を組み立てて、その時に外壁のコーキングをすべて綺麗に打ち直ししました。

このように外壁の塗り替えは必要なかったけど、コーキング等の修繕が必要な場合もありますので、定期的にプロに診断してもらうと良いでしょう。

サイディングの柄や色が気に入っている場合、塗装は早めが良い

外壁のサイディングボードの場合は、柄や色が気に入っていれば、透明のクリア塗料で塗装することで、そのお気に入りの柄を維持することができます。もし、そのお気に入りの状態を維持したいなら。サイディングは劣化して色あせてしまう前(12年未満)に塗り替えした方が良いでしょう。

業者に相談するタイミングは12年目がベスト!

外壁塗装・屋根塗装の業者に相談するタイミングは、12年目を目安にすると良いと思います。
※(但し、今の外壁の柄などが気にいっておられる方は10年目を目安にご相談下さい。)

そして、15年目くらいに塗装工事されるスケジュールで検討されると建物の資産価値を維持する上でも良いと思います。

ちなみに、私自身の家は17年目に塗り替えしましたが、傷み過ぎていて、もう2~3年早くしておけばよかったと後悔しました。
私と同じ後悔をしないためにも、専門業者に少し早めに相談だけでもしておくことをお勧めします。

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